有名ブランド×カジュアルラインとして根強い人気のバッグといえば、エルメスのフールトゥ。
しかし、残念ながらこちらのフールトゥは2006年に廃盤となっています。
上品なデザインと高級素材のイメージが強いエルメス、そのカジュアルな外見は一世を風靡したアイテムの一つです。
廃盤となった今でも需要はあるのか?エルメスのフールトゥにはどんな種類があるのか?
今回はフールトゥのおとろえぬ人気とその魅力をたっぷりとご紹介します。
自宅に持て余してしまっているフールトゥの活用の仕方も記事の後半でご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
Contents
1.エルメスのフールトゥとは
そもそもエルメスのフールトゥとはどんな商品を指すのでしょうか?
まずは、エルメスのフールトゥについておさらいしておきましょう。
エルメスのフールトゥは1998年に登場しました。
エルメスの中でも大人気商品として社会現象にもなったフールトゥ。
トートバッグ業界を牽引したといっても過言ではありません。
高価で手が届きにくいとされていたエルメスのバッグの中でも、比較的手に取りやすく若者から中高年世代まで、多くの人々に愛されてきました。
ケリーやバーキンはパーティーシーンやフォーマルシーンで使用されますが、フールトゥは普段使いにできる良さがあるのが特徴です。
2.エルメスのフールトゥの特徴
今度はエルメスのフールトゥの特徴と代表の3種類のフールトゥについてご紹介します。
2-1.種類
①フールトゥPM
- フールトゥPM
サイズも見た目も大満足の一品。
横幅は約22cm、高さは約30cmと普段使いにピッタリのサイズ感が人気を博したモデルです。
やや縦長のシルエットはスタイリッシュさも際立ち、おしゃれなカジュアルコーデとの相性抜群。
意外と小さく見えるかと思いきや、雑誌もすんなりと入るため、機能性にも申し分ナシです。
②フールトゥMM
- フールトゥMM
フールトゥPMでは少し小さいかも…という方にはMMモデルがおすすめ。
横幅は約32cm、高さも43cmとPMモデルと比べると縦横ともに10cm程サイズがアップしています。
このサイズになると普段使いはもちろん、荷物が多い時にも重宝するとPMモデルに負けじと人気です。
ポケットも多数付いているため、小物の仕分けにもとっても便利。
フールトゥの中でも男女ともに人気があるのも特徴です。
③フールトゥGM
- フールトゥGM
横幅は35cm、高さは47cm。
フールトゥのモデルの中でも一番大きいのがこちらのGMモデルです。
ショルダーバッグとしても使えるので旅行のお供にも◎
GMモデルの最大の特徴はマチにホックが付けられていること。
このホックを外すと容量が増えるので、荷物が多くなっても安心して使えます。
容量の大きさで選ぶなら最適なタイプです。
2-2.素材
フールトゥに使われている素材はコットンキャンバス生地。
耐久性や強度に優れているので長く愛用できるのが特徴です。
また手触りについてもなめらかで良質さを感じさせるものがあります。
見た目はシンプルでカジュアルなのに、エルメスならではの高品質。
そこが人気の秘訣ともいえるでしょう。
2-3.カラー
フールトゥの生地は布素材が基本となっているため、カラーリングの幅が自由に利きます。
単色なのが基本となっていますが、中にはバイカラーのモデルもあり、コーデの差し色にも◎
レザーを使用したフールトゥは品数が少なく、持っている人は稀だといわれています。
3.フールトゥとエールラインの違い
エルメスについて多少の知識がある場合、フールトゥとエールラインの違いが分からないという方も少なくありません。
なかなか一目でどちらかを見極めるのは至難の業。
それほどフールトゥとエールラインは似ているのですが、ポイントを抑えてしまえば、二つの違いはすぐに分かるようになります。
そのポイントは「素材」「作り」「カラー展開」の3つです。
まず「素材」についてですが、先ほどもご紹介したように、フールトゥはコットン素材を使用しています。
一方でエールラインは硬めのナイロン素材を使用しています。
次に「作り」ですが、フールトゥはジッパーがない作りに対し、エールラインはジッパーが付いていることで見分けすることができます。
さらにエールラインには南京錠も付属しているので、ここを見れば一目瞭然です。
最後に「カラー展開」について。
こちらはフールトゥの方はカラー展開が豊富、単色が多くバイカラーモデルやレザーとのコンビデザインも展開しています。
一方でエールラインは2色のみのカラー展開です。
フールトゥのようにバイカラーやコンビデザインはありません。
4.エルメスのフールトゥの偽物の見分け方
エルメスのフールトゥは人気があるのに廃盤になっていることから、悲しいことに偽物も数多く出回ってしまっています。
購入してから「これ偽物だ!」とならないために、偽物の見分け方のポイントをご紹介します。
一番簡単な判別ポイントは、「スナップの内側にCHBの刻印」があるかどうか。
あれば本物ですし、刻印がないor違う文字が入っているものは偽物となります。
他にも、箱が安っぽい赤みがかったオレンジ色をしている場合も偽物の恐れがあるので注意しましょう。
5.エルメスのフールトゥの買取り
最後にエルメスのフールトゥの買取りについてご紹介します。
少しでも高く買い取ってもらうために、また次の人に大切に使ってもらうためのポイントを確認しておきましょう。
・大事に使う
今はまだ使っているけれどゆくゆくは買取りを検討している場合は、その時がいつ来てもいいように大事に使いましょう。
エルメスのフールトゥに限ったことではありませんが、傷や汚れが目立ってしまうと買取り価格も下がってしまいます。
そうならないよう、新品同様のように使うのがポイントです。
・相見積もりをする
買取りの見積もりは一社だけではなく、複数の業者から見積もりを取るようにしましょう。
その際の価格はもちろんですが、業者の対応を見るのも大切です。
少しでも業者の対応に違和感を覚えたら買取りは避けるようにするのが無難です。
・売るタイミングを見極める
売るタイミングを見るのもポイントの一つ。
業者がエルメスのフールトゥを多く扱っているようであれば、価値は下がるので当然買取り価格も下がります。
一方でフールトゥの在庫が不足している業者であれば、価値が上がるので価格交渉もしやすくなります。
買取りを希望する場合は、業者の在庫状況も見るようにしましょう。
6.まとめ
今回はエルメスのフールトゥの商品ラインナップや特徴、偽物の見分け方などをまとめてご紹介しました。
フールトゥはデザイン・素材・使い勝手ともに優れたアイテムです。
長く愛用できるのが一番いいのですが、もう使わないな…という方は、フールトゥを必要としている人の手元に譲るのも一つの手段。
今回の記事を参考にしながら、フールトゥの使い方を改めてみてはいかがでしょうか?